真面目にやってたら不真面目だと言われた話
「このグループは真面目にやらない」
いつぞやの部署の方針説明会で、所属しているグループが言われた言葉です。
その部署は新しい技術を取り入れることに積極的で、トレンドになる前の技術やツールをどんどん導入しているような部署でした。
偉い人にとっては何をやっているか理解できていなかったのでしょう。
それが不真面目に見えてしまっての発言だったのだと思います。
今直面している業務に真面目に取り組むことを重視し過ぎているのは問題ですね。
技術者としてはもっと挑戦していくべきで、業績に繋がるかどうかという視点でしか
見れない人は開発業務に携わるべきではないと思うのです。
指示されていないことに取組んだことを咎める組織は将来性がないです。
上司の能力の限界=組織の限界になってしまいます。
能力のある人がいかに成果を出すかが組織の将来にかかってくるのです。
よく「やりたいことあったら俺に一言言ってからやれ」なんていう上司がいますが、私の経験上一言言ったら最後、計画立ててその成果を検証して報告しろということになってしまう可能性が高いです。
挙句の果てには、いつの間にか部署の重点項目に勝手にあげられてしまうこともあります。
上手くいく可能性なんてせいぜい30%位だけど試してみる価値があるんじゃないかなって思ったことを引くに引けない状況にされてやらざるを得なくなり、失敗したらじぶんのせい、成功したら部署の手柄ということになってしまいます。
正直、る価値があるかどうか判断つかないということは多々あります。
ツールの導入・開発、開発方法の変更などがそういうものに該当すると思います。
なので、事前にある程度検証していけそうだという感触を掴んでおき、その後上司に一言言うのがベストだと思います。
真面目に言われたことをやっていては一生平社員です。
言われたこととっとと終わらせてそれ以外のことに時間を費やせるか、が技術者にとって重要です。
出し抜いてやる!位の意気込みでこっそりやって、いけそうだという確証を得たら報告というのがいいでしょう。
最後に
これは私が以前勤めていた会社の話です。
開発部門で頭でっかちで柔軟性のない考え方をする人が上につくと、緩やかにですが、駄目になっていくでしょう。
現に私のいた部署からは良いものは生まれず、過去の製品の改善しかやっていませんでした。結果として業績は右肩下がりです。
企業文化というかマインドというか、そういったものによって会社が駄目になっていくのを目の当たりにした気がします。
最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。お目汚し失礼。それでは。