デジタル製品を開発しているアナログな人
デジタル化を率先して率いてきた企業の業績の悪化が著しいですね。
以下は業績悪化している企業の例です。
15年前からの売り上げを一覧にしました。
上記に挙げた企業の製品はとてもいいと思うのです。
しかし、開発方法に問題があると思うのです。
開発効率が悪いので、開発費がかかりすぎています。
結果、競争力がなくなっているのです。
エクセルの仕様書を必死こいて作成して、後は委託先に丸投げみたいな開発をしています。
品質管理部は文書が揃っているかどうかしか確認せず、製品がちゃんと作られているかを確認していません。
(確認する能力がない、という根本的な問題もありますが。)
そのような開発では、仕様書は知識を持った人じゃないと理解できないものになっています。
私自身、そのような仕様書をよく見てきました。
大きな企業ゆえの謎のルールに従って書かれた仕様書は、書く人にとっても読む人にとっても非常に効率の悪いものに仕上がっていました。
UMLの図をエクセルで作っていたときには愕然とたものです。
開発プロセスにも問題があり、最先端の製品を生み出す会社のものと思えないような昔のやり方を続けています。
一番の原因は50代位のの上司が今までやってきたものを押し付けているからだと思うのです。
今まで成功してきた経験のまま続けた結果、とても古く効率の悪いやり方になっているのです。
特にメーカーでこの現象は顕著なのです。
Web系の開発などは開発環境がどんどん進化してきているのにも関わらず、ものづくり系の職場では相変わらずC言語でシコシコ作り続けているのです。
C++にすらせずに開発をしているところがほとんどなのです。
メーカーのソフト開発をしている人の多くはエレキ出身の人がほとんどであるため、ソフト開発に疎い傾向があります。
C++などのC言語より高級な言語を使ったり、開発ツール導入することを躊躇いがちです。
この結果として、最新のものを開発しているにもかかわらず、開発は古くアナログな方式で行われているのです。